来島海峡 [カヤックツーリング]
実家のパソコンのセッティングのついでに来島海峡を漕いできました。
(大角鼻)
出艇場所の大角鼻は来島海峡の北西に位置し、海峡部までは5km程の場所にあります。
当日(11/26)は天気もよく絶好のカヤック日和で、風もなく海上ではあまり波立ってもいない。
ふっふっふっ・・・・。
軟弱カヤッカーとしては、こんな日が大好きだ。
たまにはとカメラを三脚で固定して走ってポーズ。(何をやってんでしょうか。)
今回はこの間に進水した4号艇の実戦投入です。
実家に荷物を置いた後、波方へ・・・。
いつもカヤックを漕ぎ始める時間よりも遅く12時に出艇。
そんなに急ぐこともないし。
始めに海峡の入り口にある小島を目指します。
小島までの航路はちょうど岡村島(関前)までのフェリー航路になっています。
フェリーのデッキから乗船客が珍しそうにこちらを見ています。
それではと、パドリングの手を休めてフェリーに向かって手を振ります。
でも相手からの反応はなし。
・・・・・・・・・・・・・・・・・。
気を取り直して漕いでいると、なにやら向こうから、でかいコカコーラのような物体が・・。
何、あれ?
近くまで来るとようやくそれが船の煙突であることがわかりました。
あ~っ、造船の街ですね。
でかい鉄骨までが船で運ばれています。これも船の構造物でしょうか?
このあたりは造船所が多く、海上輸送が頻繁なんだと実感できます。
確かに、こんな大きなものは船じゃないと運べないよな~。
働く車ならぬ、働く船の大好きなタンカーフェチとしては正にパラダイス。
それと海が荒れていない証拠でしょう。
チンタラと漕いで45分ほどで小島の海水浴場付近に到着。
右に行こうか?左に行こうか?
う~ん。左に決定!
小島を時計回りに攻めます。
って、攻めるというよりはチンタラ漕ぎですけど・・・。
小島の西側を回って漕いでいくとツワブキが島の北西側の斜面に張り付くよう
に力強く咲いていました。
潮風にあたりながら・・・・。何とも強い植物ですね。
小島の北側まで来ると、来島海峡の入り口に突入で潮流が激しくなってきました。
すると目の前に岩礁が・・・・・
左に行く?右に行く?
もちろん狭い右を選択。
子供が意味もなく狭い方を通りたがるのと同じようなところ。
でも実は、こちら側の方がエディ(反転流)が強めなのでより楽なのと、左コースを
選択すると本流に流されそうな感じなのです。
左側に馬島が見え、馬島方向に行くと大型船の本線航路を横切ることになります。
海峡部では船舶の交通量が多いためスピードの遅いカヤックが本線航路を横断することは
当然危険が伴います。
そのためそちら方面には行かず、小島に張り付きながら回って四国側を目指すことに。
ちなみに来島海峡では、大型船は追い潮(順潮)は中渡島から馬島間の中水道を、
逆潮では馬島と四国側の西水道を航行するルールとなっています。
(順中逆西と言うそうな・・・・)
満天☆さんのブログに判りやすく書かれていました。
漕いだ時は、潮止まりの1時間後の逆潮だったので四国側を目指す場合は
後ろ側から大型船が来るはずで、また小島と四国側の海峡では先ほどのフェリーなど
の小型船の航路となります。
注意しなければ・・・・・・。
左右を確認しながら小型船舶航路を横断し、幸いにも小型船に合うことなく四国側まで到着。
来島海峡大橋に近づくにつれて流れが速くなってきます。
潮の澱んだ場所や反転流を利用しながら進んで行きますが、少し外れると本流に
持っていかれかねない危険地帯です。
小島北岸までのチンタラ漕ぎが・・・・・・・・・・・・・・・・・。
ようやく来島海峡第三大橋の主塔下部へ
でかっ!!
と思いながら写真を撮っていると、又、流される。
沖を大型船が逆潮に逆らって進んでいきます。
そのようなことを繰り返しながら砂場の港まで到着したのが13:35。
港内からはSo-netブログで有名な今造rowingteamさんが所属する
今治造船グループのあいえす造船所が見えます。
昔は西造船と言っていましたが平成20年に合併してあいえす造船になったようです。
砂場の港で暫く休憩した後、再び来島海峡大橋方面に引き返すことに。
途中、あいえす造船所を通過していると構内からあのメロディーが・・・・・。
「大きな栗の木の下で・・・・・・・・・・・」
確かに・・・・・・・・・でかいクレーンですね。
遊んでいるわけではないけど・・・・。
糸山のサイクリングターミナル(サンライズ糸山)下の砂浜まで来たところで上陸し休憩。
ステンボトルに入れた熱いコーヒーで小休止(14:03)。
本当に眺めのいいところで絵になります。
商品の宣伝に使えそうですが、自分の会社の商品は一般向けじゃないので・・・・・。
小休止の後、船を出して帰路につきます(14:35)
帰りは来島の方を回って帰ろう・・・・。
追い潮なのですごく楽チンです。上り坂の後の下り坂を自転車で飛ばすようなもの。
途中、来島前で潮流体験の船とすれ違います。
激流をものともせず遡上していきます。すごい!!
来島海峡側を振り返って一枚
潮の流れをよく見ながらじゃないとこんなところ漕げません。
波止浜方面を船を反転させて1枚。
っていうより、船がぐるぐると回されている状況ですが。
先ほど運ばれていた煙突は別の造船所の前で止まっていました。
ドアもついているし煙突内部にパイプが入っているんですね。
船の顔のようなもので重要なものでしょう・・・・・きっと。
大角鼻に到着するころ、時計は15時を少し回っていました。
又、漕いでみたいけど、潮を見て漕がないと危険かもね・・・・・。
それじゃ
風も波もない穏やかな海。
僕も大好きです。
それにしても天気に恵まれましたね!
夏?って感じです。
気持ちよさそうだな~。
by ちくわ (2011-12-04 20:50)
こんばんは。
11月26日は最高の良い天気でしたね。
次の日曜日は悪くなってしまって残念でした。
それにしても、良く潮を読んでのパドリング、すごいですね!
一歩間違うと、帰って来れないかも^^。
by 海を渡る (2011-12-04 22:15)
ちくわさん<
当日はドライトップの下はラッシュガード1枚でも汗をかくほど
暖かい日でした。
実際、三角波が立つとひっくり返りそうで怖いですよね。
海を渡るさん<
海を渡るさんのブログを見ていて、いつかはと思っていましたが
念願かなって海峡部を漕いできました。
海側からの眺めもすばらしかったですよ。
本当に一歩間違えると危険なことなんですが反転流を利用すれば
以外と漕げます。
by Ladle (2011-12-04 23:47)
一人で海に出るの怖くないですか?
船とぶつからないように、事前に航路とか調べるんですか?
楽しそうだなぁ~ボクがカヤックに乗れる日はいつになるんだろうかm(__)m
by kamiya7592 (2011-12-07 09:20)
kamiya7592<
カヤックを漕ぐときに恐怖を感じることは時々あります。
そんな時は無理をしないことだと思っています。
体験で乗れるところがところどころにありますので行ってみるのも
いいかもしれませんね。
by Ladle (2011-12-07 12:40)
綺麗な海!
良いですね、海行きたい・・・
by taharas (2011-12-08 23:53)
自然がいっぱいですね。
by Norscot ミニカー (2011-12-09 23:01)
taharasさん<
寒くなると魚もつれ難くなるようですね。
しまなみの景色は一見の価値ありですよ。
Norscotミニカーさん<
ご訪問ありがとうございます。
近くに週末を過ごせる自然がいつまでもあればいいですね。
by Ladle (2011-12-10 23:24)