小豆島に行ってきた [カヤックツーリング]
先日の日曜日(6/5)に梅雨の合間を縫って小豆島まで行ってきた。
出艇場所は岡山の宝伝海水浴場から。
この海岸には閉鎖されているリゾート施設(シーリゾート宝伝)があるが、25年前、名前が
まだ松乃荘だったころ先輩に頼まれてバイトで手伝いにきたことがある。
女性バンドのプリンセス・プリンセスが全盛時代の、バブルの少し前の頃だった。
オーナーの娘さんに「プリプリって、知ってる?」と聞かれて、知らないと答えると、
「売れてるのに・・・、知らん?」
「ぷりぷり?」
「プリンセスプリンセスよ」
「知っとるけど、何で縮じめるん?」と話をしていたのを思い出す。
25年ぶりで、その時の建物の面影はあるものの名前もシーリゾート宝伝に変わってしまっている。
「今はどうしているだろうか・・」
海岸は300mほど白くきれいな砂浜が続いており、沖3km先には犬島がある。
オフシーズンだけかもしれないが無料の駐車場があり、前が砂浜につなっがっているため、
すぐに船を出すことができる。
8時20分に海岸に到着すると、人はまばらで、釣人が数人と1組の若いカップルがいた。
女の子が砂浜に絵を描いていたが、男の子は砂浜に座ってその様子を見ていた。
ずいぶんと可愛らしい猫の絵を描いていた。
カヤックの組み立てを始めたころTanakaさん到着。
「どうも、どうも」と挨拶を交わした後、互いに出艇準備にかかる。
船を運ぶとき、さきほどの絵を踏まないように気をつけながら波打ち際まで運ぶ。
Tanakaさんは帽子を忘れたと即席で帽子を準備している。
うちわを帽子のつばにするのはなかなかNiceなアイデアだが、祭りの文字が、でかくておかしい。
9時20分に出艇。
海上は靄が出ており沖合いの犬島も見づらく、目指す小豆島は全く見えない。
今日はその少し手前の千振島(ちぶりじま)まで行く予定。
GPSを頼りに海上を進んでいく。
海の上は波もなく静かで、まるで中国の大湖でもいるような幻想的な世界が広がっている。
途中、犬島に立ち寄りハッチ内の浸水状態を確認する。
今回は2号艇で出艇したが、底部の改修後に底上げした部位から少し水が入るようになってしまった。
早く直さないと、毎回のように荷物がハッチの中でプカプカと浮いていることになってしまう・・・・・・。
小豆島との中間地点までくると犬島も小豆島も靄のため見えず、
波の音も風の音もまったくしない静かな海域となっていた。
ただパドルが水をつかむ音だけがしている。
途中、タンカーを2隻ほどやり過ごし、約1時間ほど漕いでいくと、薄っすらと島影が見えるように
なってきた。千振島だ!!。
目標が見えると俄然、元気が出るものでパドルを持つ手に力が入る。
千振島の北側は断崖となっており、水のきれいな岩場が続いていた。
11時ごろ千振島到着。島の北東側にある灯台下の砂浜に上陸して昼食をとることにした。
大きめの流木を探して即席のテーブルと椅子を準備する。
足元におもしろい形の植物があったので写真に撮ってみた。
家に帰って調べるとハマボウフウという植物のようで、おひたしにして食す人がいるようだ。
でも、花の形が核分裂の連鎖反応モデルのように見えて、おいしそうには思えない。
(花を食べるわけではなさそうだけど・・・・)
昼食の後は小高い山の上にある灯台まで登ってあたりを一望してみる。
釣り船が結構きていた。このあたりまで来ると結構釣れるのだろうか?
小豆島方面を見ると直ぐ近くに小江の町並みが見える。
ここからだと小豆島の小江水道は目と鼻の先ほどの距離だ。
その後、しばらく千振島でゆっくりとした後、せっかくなので小江に寄って帰ろうということになった。
周囲の後片付けをして出発。(12:35)
小江水道手前では少しゴミが多い海域となっていた。三叉路のような地形のためゴミが回って
いるのだろうか。
小江水道に入ると、ちょうど逆潮になっていたので岸に寄りながら進む。
そして適当な上陸地点を見つけて上陸。(12:45)
小豆島には、岡山新港や日生からフェリーが出ているが、いづれも1時間ほど時間が掛かる。
又、牛窓からは渡船で渡してくれるが、昔、ここには釣りにきたことがある。
高速の船に乗っても牛窓から20分は掛かったように思う。
その時はカヤックを漕いで渡ろうとは全く考えてもいなかった。
小江の町は、いろいろな種類の商店があり、郵便局などもある。そのため、あまりひなびた
感じはない。しかし日曜日のためか殆どの店が開いているようではなかった。
しばらくあたりを散策をして帰路へ。(13:10)
小江水道の真ん中には魚に載っている観音像がある。
航海の安全と豊漁を願って奉っているのだと思うが、船がないと渡ることができない海の中の岩礁に
船着き場だけがある。
お参りに来るのも漁師さんだからだろう。
南の出口から水道を抜け、葛島の西の岬を回り込んで犬島方面を目指す。(13:38)
途中、前出の静かな海峡付近でしばらく休憩。
何かすごく落ち着ける場所だ。ずっと留まっていたい気もするが・・・・・・・。
後ろ髪を引かれながら、犬島を抜けて出艇地の宝伝へもどった。(15:30)
宝伝ではカヤックをしまう前にしばらくロールの練習をし、新2号艇の状態をTanakaさんにみてもらう。
バランスはRasaに比べてやり難そうだが、ピタッと止める技術はさすがだ。
今の自分には無理だろう。もっと練習をせねば・・・。
又、他の人に載ってもらってわかったが、今の船では背中側のデッキが丸くなっているため、ロール
をする時、背中を十分に船につけることができず、重心が高くなってしまう。
いっそデッキを切ってしまって直そうか・・・・。でも、やっても秋以降にしよう・・・・・。
それじゃ
おはようございます。
素晴しいカヤックの旅ですね。
風のない瀬戸内の海は鏡のようですね。
四万十川や肱川でカヌーに乗ったころが懐かしいです。(自分のは持ってないですが)
by 海を渡る (2011-06-11 08:36)
海を渡るさん<
当日は不思議なぐらいに海が凪いでいました。
鏡のような海の真ん中にいるだけで疲れがとれる気がします。
by Ladle (2011-06-11 11:18)
漕いでますね!
私たちもその日はツーリングにでかけけました!
夕方水温がたかくなってロール練習には最適でした!
またキャンプしましょう!!
by かがみ (2011-06-11 22:44)
かがみさん<
ご無沙汰してます。
ツアー時のロール練習はこれからの時期お約束ですね。
香川の方も精力的に漕がれているようで・・・。
キャンプいいですね、梅雨があけた頃にどうでしょうか。
by Ladle (2011-06-12 09:09)
6/9~6/12瀬戸内を漕いできました。
最高のフィールドです。
いつでも漕げるLadleさんがうらやましい!
by ちくわ (2011-06-13 00:22)
ちくわさん<
そうですか、こちら方面に来られたんですね。
天気は大丈夫だったのでしょうか。
島々が多いんで、とりあえずの目標が決まりますね。
by Ladle (2011-06-13 12:37)